検査部


検査部 では 生化学検査、血液検査、一般検査、輸血検査、細菌検査、病理細胞診検査、生理検査と幅広い項目があり、病気の診断、治療に不可欠な業務として24時間体制で臨床検査技師が行っています。
生理検査では、睡眠時無呼吸検査(SAS)、経食道エコー、1週間記録できるホルター心電図の検査も行っています。
その他に外来糖尿病チームにも加わり、教育入院での検査・指導、2ヵ月に1度糖尿病教室を行っています。

臨床検査とは


臨床検査は、血液や尿、細胞などを調べる『検体検査』と、心電図、超音波検査など患者様の体を直接調べる『生理機能検査』に分かれ、当院では次のような検査を院内で行っております。

一般検査

尿・便などの一般検査

尿中に含まれるさまざまな成分を調べて腎臓や肝臓の異常を検出したり、消科化器の異常の有無を検査します。また、尿中に含まれる細胞を調べ、異常細胞等の検査を行っています。

血液検査

血液検査

血液学的検査では、血液の成分を分析し、全身の健康状態や病気の兆候を調べます。
赤血球・白血球・血小板などを測定し、貧血や感染症、血液のがん、炎症の有無などを調べています。
生化学検査では、血液中に含まれる酵素・タンパク質などの 成分を測定し、臓器の働きや代謝の状態を調べます。
糖尿病や脂質異常症、脱水、栄養状態のチェック などに 活用されており、健康診断や人間ドックをはじめ、病気の早期発見・治療の経過観察 に用いられています。

血液学的検査
血液中の細胞を調べ、白血病、貧血、炎症の有無を検査します。
生化学検査
血液中の酵素、脂質、蛋白、ホルモンなどを調べ、各種臓器の異常を把握する検査です。

病理細胞診検査

組織や細胞を顕微鏡で観察し、がんや炎症、異常の有無を診断します。
主に、腫瘍やしこりなどの異常の原因を詳しく調べるために行われ、正確な診断に不可欠 で す。

輸血検査

貧血などで輸血が必要な患者様に適切な血液を供給するための検査です。
血液型検査、過去に行った輸血や妊娠によってできる可能性がある抗体を調べる不規則抗体検査、実際に供給する血液製剤との適合性を確認する交差適合試験 など を行っています。

細菌検査

感染症の原因となる細菌や真菌などの微生物を検出し、適切な治療に結びつけるための検査です。
体の様々な部位から採取した検体を培養して、どのような菌が関与しているかを調べます。
検査結果を院内感染制御チームと共有して、院内感染防止対策に取り組んでいます。

生理機能検査

心電図検査

心臓の動きを電気信号として捉え、不整脈・心筋梗塞などの心疾患の有無や状態を調べることができます。
当院では以下の心電図検査を行っています。

  • 安静心電図
  • 運動 負荷心電図
  • 24 時間・ 1 週間のホルター心電図

呼吸機能検査

肺がどのくらい空気を取り込み、吐き出すことができるかどうかを調べます。
呼吸の量や、スピードを測定して肺の動きに異常が無いか評価しています。

超音波検査

超音波を体内にあてることで得られる画像をみて、各臓器の状態を観察します。
放射線を使わずに、痛みも無く行えることから、妊娠中の方や高齢者の方も安心して受けることができます。

当院では以下の検査に対応しています。

  • 心臓エコー
  • 腹部エコー
  • 血管(下肢・頸部)エコー
  • 表在エコー
  • 経食道エコー
  • 乳腺エコー
  • 前立腺エコー

神経伝導検査

手足のしびれや筋力の低下の原因を調べる検査です。
皮膚の上から電気刺激をして、神経がどのくらいの速さで、正しく信号を伝えているかを測定します。
主に、 手根管症候群や坐骨神経痛、糖尿病による末梢神経障害などの診断に用いられています。

その他

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査

小型の検査機器を一晩つけて、呼吸状態・いびき・酸素の低下などを調べます。
簡易検査で異常が見つかった方はPSG 検査という精密検査を行います。

ABI ・ TBI 検査

両腕と足の血圧を同時に測定することで、手足の血管の詰まり具合や血流状態を確認します。
動脈硬化の検査に用いられています。

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